私の婚約者は特殊捜査官
「それは無理ですよ」

「・・・え?」

「今、知らせる事を考えたでしょう?」

「・・・」



「理子の携帯は私が没収しました。

この屋敷にも、電話はおいていません。

何かあれば、すべて私の携帯に

連絡が入る事になっていますから」


隆弘の言葉に、

下唇をかむ。

・・・

「琴美が考えることなんて、

手に取るようにわかる・・・

だから、無駄な抵抗はやめないさい」


「私、アンタみたいな人、大嫌い」


「フフ・・なんとでも。

さぁ、これからパーティ―の始まりですよ」


「・・・?」

そう言って、テレビをつけた隆弘。

そこに移っているのは、

さっきまでいたお屋敷の中・・・

そこに、数人の捜査官の姿があった。
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