私の婚約者は特殊捜査官
立ち尽くすオレに、

「琴美は?」

待ちきれなくなった署長が、

姿を現した。

・・・

「…署長」

・・・

オレは握りしめていた

カードを、署長に手渡した。

・・・

何か起きたことを察したのか、

署長は黙ったままそれを受け取り、

目を通し始めた。

・・・

「私のせいです。

また、琴美を危険な目に・・・」


・・・

オレの言葉に首を振った署長は、

意外な言葉を発する。

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