不器用な恋人2【短編】
こーゆう時、いきなり手なんか繋いだら嫌がられるのかな??



「……あのさ」

「なに??」




ちょっと待て…
手繋いでください。なんてカッコ悪過ぎて言えねー!!!!


今までの女は勝手に繋いできたから
こんな事まともに考えたことなんてないぞ!?!?




だあああああ!!!
めんどくせぇ!!!!





グッと引き寄せて手を繋いだ。


意外と指…細いな。



「佳世、すぐ人ごみで迷子になりそうだから」

素直じゃない俺。

「小さいしね、私」

そう言って
はにかんで笑う佳世が…可愛くて仕方ない!!!



くぅぅ~~!!!
抱きしめてぇ~!!!



理性を保つのに必死だ……。





映画館に入り薄暗い中で二人で座る。



「私これ観たかったんだ~♪♪」

ニコニコして嬉しそうに上演を待ってる佳世。



その横顔を眺めれるチケットをくれた同僚に感謝!!!


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