不器用な恋人2【短編】
「だからぁ~!!」



……ってか、いちいち説明しないといかんのか!?
こっぱずかしい。




「…ごめんなさい」

肩を落とし、明らかに落ち込んで謝ってきた。





別に傷つけるつもりなかったんだよ!!!



ただ…
俺が佳世に信じてもらえてないのかと少しショックだったんだ…。




自信を持って、
自分は愛されてる人がいると自惚れるくらい思っててほしい…。




今までと違うんだよ。
佳世に対しては俺はみっともなくなる。


好きで好きで…
でも、それをどうすればうまく伝わるのか分からないくせに
自分の中で佳世に求めてる。




それでも……
やっぱり初めてなんだ。




こんなにも



“離したくない”と 想ったのは…───
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