不器用な恋人2【短編】
それとも……

佳世がこんなんになる理由は………



「─…俺じゃダメなんか??」



女々しくて
マジみっともねぇな…。。



俺だって自分に自信があるわけじゃない…。






「ま…さき……?」

「俺は…想ってるよ」




なんだ……??
今俺、かなり素直に饒舌だ。。
あんまり酒飲んでねぇのに酔っぱらってる??



でも…
まぁいいか。。。




「私……」

「俺じゃ役不足かもしれないけど、少しくらい自惚れてよ。好きなんだから……」



掘りごたつに向かい合って座っていた席を立ち、少し涙目の佳世の元へ行く。




「──…ッ」


キスをした。


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