For 10 years
「いや……、そういえば、今月さ、優華の誕生日じゃない?」
「うん、覚えてくれてるんだ?」
当たり前だ。
絢華ちゃんや子供たちのことは、ほとんど俺の脳内にインプットされている。
「まぁな。今年もパァーッとパーティーしちゃう?」
今の俺には、こんなことしか思いつかない。
絢華ちゃんを、子供達を元気づける方法が。
「ほんとに?優華は喜ぶと思うけど」
「じゃあ、決まりな。つか、そろそろ怒られそうだから戻るわ」
「うん」
とりあえず約束はできた。
優太くんが亡くなってから、毎年蒼太と優華の誕生日には、パーティーを開く。
つっても、みんなで集まってお祝いするだけだから、パーティーなんて大げさなものじゃない。
でも蒼太と優華と、絢華ちゃんの嬉しそうな顔を見ると、俺は幸せな気持ちになるんだ。
「うん、覚えてくれてるんだ?」
当たり前だ。
絢華ちゃんや子供たちのことは、ほとんど俺の脳内にインプットされている。
「まぁな。今年もパァーッとパーティーしちゃう?」
今の俺には、こんなことしか思いつかない。
絢華ちゃんを、子供達を元気づける方法が。
「ほんとに?優華は喜ぶと思うけど」
「じゃあ、決まりな。つか、そろそろ怒られそうだから戻るわ」
「うん」
とりあえず約束はできた。
優太くんが亡くなってから、毎年蒼太と優華の誕生日には、パーティーを開く。
つっても、みんなで集まってお祝いするだけだから、パーティーなんて大げさなものじゃない。
でも蒼太と優華と、絢華ちゃんの嬉しそうな顔を見ると、俺は幸せな気持ちになるんだ。