For 10 years
俺もそれを真似て作ってみた。
だけど、蒼太と優華のほうが、断然うまい。
大の男が、ダサすぎる。
作り始めたのはいいけれど、保育園帰りにできる数はほんの少しで。
だからさっき迎えに行った時、保育園の先生にも訳を話して、俺が早番で保育園へ行ける時には、場所を貸してほしいとお願いした。
ほんとはこのアパートに二人を連れてこれればいいけど、内緒にする以上、そういうわけにはいかない。
だから、保育園の一室を借りることにしたんだ。
気が付けば、もう二人を送っていかなければならない時間だった。
ピンポーン…
玄関のドアが開けられたとたん……
「「ママー、ただいまー」」
と、二人の元気な声。
絢華ちゃんが、ホッとしたように頬をゆるませた。
「おかえり」
蒼太と優華はそのまま部屋へ入っていった。
「隼人さん、ありがとう」
「いや、じゃあまた明日な」
必要以上に話すと、もっと一緒にいたくなりそうで、すぐに帰ろうとしたら……
「うん。あっ!隼人さん、ちょっと待ってて!」
絢華ちゃんが中に入って、またすぐに戻ってきた。
そして……
今取りに行ったと思われる紙袋を手渡された。
「ん?何これ」
だけど、蒼太と優華のほうが、断然うまい。
大の男が、ダサすぎる。
作り始めたのはいいけれど、保育園帰りにできる数はほんの少しで。
だからさっき迎えに行った時、保育園の先生にも訳を話して、俺が早番で保育園へ行ける時には、場所を貸してほしいとお願いした。
ほんとはこのアパートに二人を連れてこれればいいけど、内緒にする以上、そういうわけにはいかない。
だから、保育園の一室を借りることにしたんだ。
気が付けば、もう二人を送っていかなければならない時間だった。
ピンポーン…
玄関のドアが開けられたとたん……
「「ママー、ただいまー」」
と、二人の元気な声。
絢華ちゃんが、ホッとしたように頬をゆるませた。
「おかえり」
蒼太と優華はそのまま部屋へ入っていった。
「隼人さん、ありがとう」
「いや、じゃあまた明日な」
必要以上に話すと、もっと一緒にいたくなりそうで、すぐに帰ろうとしたら……
「うん。あっ!隼人さん、ちょっと待ってて!」
絢華ちゃんが中に入って、またすぐに戻ってきた。
そして……
今取りに行ったと思われる紙袋を手渡された。
「ん?何これ」