青空バスケ―3rd―
俺が体育館に行くと、なぜか部員全員がそわそわしていた。
俺が不思議に思っていると、監督が超ニヤニヤしながら俺に近寄ってきた。
「高瀬、よかったな」
「はい……?」
何が?
「お前は本当に良い生徒に恵まれてるな」
「は……?」
確かに良い生徒達だとは思ってるけど……
……監督、急にどうした?
「先生!
先生もバスケしよ!」
そう言われて秋山にボールを投げられた。
「いや、俺は……」
「先生だってキャプテンだったんでしょ?
なら、その意地見せてよー!」
現役高校生相手って……
それはキツいだろ。