青空バスケ―3rd―
捨てられる……か。
確かにこれだけ付き合っててフラれたらショックかも……。
そんなことないって信じてるけど……。
でも……そっか。
いつまでもこのまま恋人同士ってわけじゃないんだよね……。
良い意味で変わるかもしれないし……悪い意味でこの関係が変わるかもしれない。
それは今は分からない。
「結婚…………」
「どうした?岬」
「蓮ちゃん……」
その日の夜は青桜高校バスケ部の元部員達と飲み会だった。
先輩達や後輩も集まっての飲み会。
大和は仕事が忙しいらしく、遅れて来ると言ってた。
「蓮ちゃんは結婚したいとか思う?」
「結婚?
……何?プロポーズでもされたわけ?」
「違うけど……。
……ただ気になっただけ」
あたしはグラスに少しだけ残ってたお酒を一気に飲み干した。