青空バスケ―3rd―

まぁ、いくら疲れていても今の俺は幸せ絶頂なわけなんだけど。

昨日、栞奈と元に戻れたし。

飛田達には本当に感謝しなくちゃいけない。


「そうだ!
大和ちゃん、これ見てよ!」

「何だよ」


駿が見せてきたものは結婚式の招待状だった。


「誰か結婚すんの?」

「友達だよ。
会社のマドンナのハートを見事に打ち抜いてゴールイン!ってわけ」

「よかったじゃん」

「問題はここからなんだよ!」


駿が机をバンバン叩いた。


「いくら包んだらいいと思う?」


いくら包んだらって……あぁ、御祝儀のことか。

そんなこと聞かれても、ハル兄以外の結婚式に出たことないしな……。

< 140 / 201 >

この作品をシェア

pagetop