青空バスケ―3rd―
まぁ、いくら疲れていても今の俺は幸せ絶頂なわけなんだけど。
昨日、栞奈と元に戻れたし。
飛田達には本当に感謝しなくちゃいけない。
「そうだ!
大和ちゃん、これ見てよ!」
「何だよ」
駿が見せてきたものは結婚式の招待状だった。
「誰か結婚すんの?」
「友達だよ。
会社のマドンナのハートを見事に打ち抜いてゴールイン!ってわけ」
「よかったじゃん」
「問題はここからなんだよ!」
駿が机をバンバン叩いた。
「いくら包んだらいいと思う?」
いくら包んだらって……あぁ、御祝儀のことか。
そんなこと聞かれても、ハル兄以外の結婚式に出たことないしな……。