危険な彼女。
事の始まり
「なあ怜太、結城ってぶっちゃけアイドルなれるよな!」
「どうでもいー」
友達の馬鹿みたいな問いみたいな、やっぱり問いじゃないような問いに、冷たく返答する。
「怜太のいじわるー 」
「きもちわるい。」
机につっぷしている男と、その男に群がる数人の男。
そして、数人の男はニヤニヤしながらつっぷしている男に話しかけている、という風に周りの人の目には映っているのだろう。
ーーー絶対俺まで変な風に見られてる。
俺はすぐさま席をたち、いく宛はないがとりあえず廊下へ向かう。
「どこ行くんだよー。怜太~」
またまたそれに着いていく数人の男。