危険な彼女。

「サボったらダメだよ!怜!」


目の前の光景は、俺が出席簿で叩かれる前と後では大きく違っていた。


先程は俺の意見に賛成していた連中は俺を指差し「そうだ!怜太、サボっちゃいけないんだぞ!」なんて言っている。


それと俺の前に仁王立ちしている女子、一人。


それは明らかに美少女だが、結城とは異なり“可愛い”というよりは“美しい“そのもののような感じだ。


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