先生と内緒のキス
先生と内緒のキス
「うわぁ、懐かしいなぁ」
「うん。そうだね」
今日は学生の時から付き合ってる彼氏と、久々に母校に遊びにきた。
彼氏とは高校2年の時からの付き合いで、かれこれもう5年も付き合っている。
「おっ!水無月じゃん。おーい水無月ー!!」
わたしはその名前を聞いて、ドキリとする。
そこにいたのは、当時の担任の水無月先生だったからだ。
―――水無月先生。
ほんとに、水無月先生だ。
「おーお前らか!ひさしぶりだな!元気だったか?」
満面の笑みを浮かべてそう言う水無月先生。
―――水無月先生、全然変わらない。
「おー元気元気!このとおりだ!」
なんて嬉しそうに笑う彼氏の冬哉(とうや)。
わたしは、水無月先生の顔をまともに見れなかった。
「そうかそうか!元気そうでなによりだ。……奈緒美も元気だったか?」
「うん。元気だったよ。先生は相変わらずだね」
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