100回目のKissを私に…
恋は雨の中
「春陽ちゃん、お疲れ…また明日ね」
バイトが終わった私は、春陽ちゃんに挨拶をして店をでた。
「へっ?」
……ザァァァア。−−
外に出て、初めて雨が降っている事に気付いた。
今日はずっと、あの無愛想な男が気になっていて、外の様子なんて目に入らなかったからだ。
「どうしよ…傘持ってきてないや。それに今日は一日中、晴れだって天気予報で言ってたのに…」
お母さんに迎えに来てもらうしかないな!!