Again

先生の腕に・・

「私、ちょっと前に隼人に告られたけどね、好きな人がいるからって断ったんだけど、それからはずっと友達で・・・、いつもよく遊んでるの。それが原因で・・・、さっき・・・」





また思い出してたら涙が止まらないよぅ。
ごめんなさい・・・。聞いてくれてるのにちゃんと話せないなんてかっこ悪いね。





でも好きな人がいるって言う時、ちょっとだけ恥ずかしかったよ・・・。
好きな人が先生だから。





だから普通の顔で言わなきゃって思うと逆に変に意識しちゃった。









ふわっ・・・・・





先生は私の頭に優しく手を置いて撫でてくれた。


先生?







先生はなんとも思ってないことの動作の1つ1つが私にとってどれだけドキドキするか知ってる?




そのたびに胸がキュンってしちゃうんだからね。
余計に涙が止まらないよ。
< 49 / 99 >

この作品をシェア

pagetop