音と夢の羽
ひとりぼっちの私だったが、風向きが変わった。
お受験組に新しく女子が加わった。

あまり話したことなかったが、卒業までは、その子と喋るようになった。

話すことは、受験のことを話せば良いから、気を遣う必要もなく、楽しかったの
だ。

だけど、受験のことしか会話がなく、
その子にはたくさん友達が居たから、
1番の友達にはなれなかったけど…





わたしは小学校を卒業した。

父の期待通りに難関中学校には入れなかったことに罪悪感を感じながら…

わたしは、難関中学ではなかったけど、私立中学に入学した。

習い事は、ピアノだけになった。

エリーゼのためにが小学校卒業までには弾けるようなった。

ほんとうの友達は居なかった。
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