初恋メランコリック
しばらく考え込んでいると、頭に軽い圧力
それは、早乙女さんの手で
「…おやすみなさい、茉奈ちゃん」
そう、意味深な笑みを浮かべてあたしの部屋のドアを開ける早乙女さん
「おやすみ、早乙女さん」
そう言ってあたしは、自分の部屋に入った
カチャ
それは早乙女さんがドアを閉めてくれた音だ
どこまでも紳士だなぁ、あの人
それからどうしたんだろう
あたしは今日の出来事で疲れて、部屋の整理をする余裕もなく、そのまま柔らかいベッドに横になった