初恋メランコリック
「茉奈は何も心配しなくていいから。言いたくなったら湊が自分から言うだろうし」
そう言ってポンポン、とあたしの頭を撫でる葵の表情は優し気に微笑んでいた
そう、甘く
葵って、不器用だけどちゃんと優しいんだ
何だかんだ言ってこの人もみんなの事お見通しだ
あたしは、葵のその言葉だけで救われたような気がした
すると、いきなり部屋のドアがガチャっと開いた
あたしと葵は同時にその方向を見る
ドアの前には固まった我らがツンデレ少年の、凛
「おーい、もうそろそろ起きないと………ってう、うわぁぁぁぁあ!?おまっ、お前ら何で2人で……!!??」
そう真っ赤な顔で叫び、螺旋状の階段をけたたましく駆け下りる凛の足跡
それにあたしと葵は盛大なため息をハモらせて、
「…かなりめんどくさい事になりそうなんだけど、どうしてくれる葵氏」
「………めんどい」
朝からまた一波乱ありそうな予感
そう言ってポンポン、とあたしの頭を撫でる葵の表情は優し気に微笑んでいた
そう、甘く
葵って、不器用だけどちゃんと優しいんだ
何だかんだ言ってこの人もみんなの事お見通しだ
あたしは、葵のその言葉だけで救われたような気がした
すると、いきなり部屋のドアがガチャっと開いた
あたしと葵は同時にその方向を見る
ドアの前には固まった我らがツンデレ少年の、凛
「おーい、もうそろそろ起きないと………ってう、うわぁぁぁぁあ!?おまっ、お前ら何で2人で……!!??」
そう真っ赤な顔で叫び、螺旋状の階段をけたたましく駆け下りる凛の足跡
それにあたしと葵は盛大なため息をハモらせて、
「…かなりめんどくさい事になりそうなんだけど、どうしてくれる葵氏」
「………めんどい」
朝からまた一波乱ありそうな予感