ラブソングでも唄おうか.



クリスマス色に光る木々やイルミネーションを見つめて"綺麗だ"と微笑む男。


その横には

男に腕を絡めながら悲しそうに微笑む君。



君の目線は木々でもイルミネーションでも、ましてや隣の男でもなくて。



いつでも空だった。

街中の光を綺麗に魅せている、暗い空。


そんな空を悲しそうに見つめる君。



そんな君を今日も見つめる僕。





──今日も僕は

君を想いながら唄うんだ



< 4 / 15 >

この作品をシェア

pagetop