いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
「裕ちゃんもう支度終わったの!?」



あたしは玄関で不機嫌そうに立つ裕ちゃんに向かって言った。



「早くしねぇーと遅刻すんぞっ!」



あっそうだった。



早くしないと!



あたしはお弁当箱を真新しい鞄の中に入れて



真新しい制服を着て



家を出た。



今日は入学式。


あたしの高校生活がこれからスタートしようとしていた。



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