いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
後ろからチンピラの人達が来ていないか確認すると裕ちゃんは止まってそこらの段差にあたしを座らせた。



横から見ても怒っているのが分かる。




「お前何やってんだよ」



あたしの目を見ないで裕ちゃんは言った。



「ご、ごめん」



あたしは素直に謝った。




「分かればいいんだけどさ」



そう言うとあたしの目の前には苺の飴。



えっ?



「ゆ、裕ちゃん?くれるの?」



「あぁ、だからもう心配になるような事するなよな」



裕ちゃん。



< 135 / 232 >

この作品をシェア

pagetop