いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
その後ちょっとしたら佐々木先輩が来て、2人は行ってしまった。



その時の裕ちゃんの顔は凄く切なげだった。



「裕ちゃん?いちご飴どこだっけ?」



あたしは裕ちゃんに言った。



「あ、えっと、こっち」



そう言って歩き出した。



裕ちゃん、苦しいのは裕ちゃんだけじゃないよ。



あたしも苦しいよ…。



「ねぇ、裕ちゃん?木葉先輩のこと諦めないの?」



彼氏がいる人を追いかけてもダメかしれないのに。



「諦めないよ。俺に少しでも可能性があるなら」



それでこそ、裕ちゃんだ。



パシッ



あたしは裕ちゃんの背中を叩いた。



「いってぇ!」



それからあたしは言った。



「それでこそ、あたしの幼なじみだね!」


あたしもまだ裕ちゃんの事好きでいようと思う。



まだ、可能性あるよね?




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