いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
いいも何も、あたしには関係ないし。



「裕ちゃんがいいならいいんじゃない?」



あたしは言った。



「ホントにいいのぉ?」



心配そうに空遥が言った。



「いいのー!」



あたしはそう言い切った。



裕ちゃんをチラ見した。



やっぱり女子と楽しそうに話している。



いいんだよね、これで。




チクッて苦しくなるのは、いつも一緒にいた裕ちゃんが楽しそうに女子と話しているだけだからね。




あたしは自分に言い聞かせた。




< 182 / 232 >

この作品をシェア

pagetop