いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
あたしは裕ちゃんの後ろについて行った。



あたしたちは無言で裏庭まで来ていた。



そこで裕ちゃんはとまり、ベンチに腰を掛けたからあたしも隣に座った。




「で、話って何?」



あたしがそう言うと裕ちゃんは俯き加減になって静かに言った。



「俺、さっき先輩に振られた」



えっ?



あたしは目を丸くしながら裕ちゃんを見た。



「えっ?」



「俺じゃぁ、ダメなんだって分かったんだ」







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