いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
「ねぇ、陽向」



帰り道、空遥があたしに言った。



「どうしたの?」



「裕介君の事、まだ幼なじみだとしか思ってないの?」


またこの話か(笑)


最近、空遥はその話ばっかりしてくる。



「思ってないよ」



あたしは素っ気なく言った。



「裕介君が中学よりもモテても?」



裕ちゃんは中学ですごくモテてた。


中学の時、裕ちゃんはいきなりモテるようになって、少しヤキモチを焼いていた事もあった。




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