いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
「……」



裕ちゃんは無言であたしの言葉に耳を傾けてくれた。



「いつもあたしの傍にいてくれて、笑っていてくれた。
あたしが辛いときいつも慰めてくれた。
一緒にいつまでもいたい。
いつまでも笑って生きていきたい。
裕ちゃん、だからあたしと付き合って欲しい。いや、付き合ってください」



言った、言ったよ。



あたしは裕ちゃんにちゃんと自分の気持ちを伝える事が出来たよ。



そしたら、裕ちゃんは、



「ありがとう。……でも、俺まだ先輩が好きなんだ。だからごめん」



そ、そうだよね。


裕ちゃんは振られても木葉先輩が好きなんだよね。





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