いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
分かってたよ、裕ちゃんがまだ木葉先輩の事が好きだって事。



分かっていた。




あたしは目から涙が溢れそうになるのを必死に抑える。



「だ、だよね!急に呼び出してごめんね!あははは、ていうかこれからも普通に接してよね」



あたしは必死に笑い飛ばそうとした。



じゃないと泣いちゃいそうだしね。



そしたら、裕ちゃんは



「俺、お前の気持ちに応えられなかったけど、お前とは一生仲良くやりたいと思っているから」



裕ちゃん…。


そんなこと言われると涙が出ちゃうよぉ…。



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