いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
「あれはあぁ言うしかなかったんだよ、だから、本心じゃなかった」



あたしは言った。



「いつも陽向からかわれていたんもんな、大将から」



そう言って鼻で笑う裕ちゃん。



「ねぇ、裕ちゃん?」



「んっ?何?」



あたしは勇気を振り絞ってある事を聞こうと思う。



「あたし、まだ裕ちゃんのこと好きでいていい?」



こんな事普通聞かな言っていうのは分かっている。



けど、



「もちろん。俺がどうこう言う事じゃないからな。俺も一つカミングアウトしていい?」



なんだろ?



「何?」



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