いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
数分後。



チケットとポップコーンと二人分のジュースを持って戻ってきた。



「あっ、裕ちゃん。お金…」



払うよ。そう言うはずだったけど、



「あっ、俺払うからいいよ。それともう始まるから急いで」



そう言ってあたしに二人分のチケットを持たせるとあたしの手を掴んだ。



そして、上映する方に向かって歩きだした。



裕ちゃんはやっぱり優しいな。



あたしはそんな裕ちゃんにまた惚れ直してしまった。



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