いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
「入学式に俺とぶつかった人いるじゃん?」



あたしは裕ちゃんの言葉で入学式の時を思い出す。



確かに当たっていた。



とっても綺麗な人だった気がする。



「綺麗な人だよね?」


「うん。その人、図書委員で俺と同じ当番だった」


そうなんだ。



って裕ちゃんがあたしに女子の話をするなんて初めてじゃないかな。




「珍しいね。裕ちゃんが女子の話するなんて」




「いや、あまりにも綺麗だったからさ、お前と違って」


そうだよねー。


…。


ってあれ?



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