いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
あたしはゲーム画面を見て、スタートボタンを押した。



『よーい、スタート!』



ゲームの音声が言った。



ゲームが始まる。



「おしっー!いい感じのスタート!いけ、陽向ぁぁ!」



隣にいる裕ちゃんが言った。



あたしの頬に裕ちゃんの髪の毛の先が当たる。



もう少しでキスできる距離。



ドキドキ。


あたしの鼓動がさっきより大きくなるのが自分でも分かった。



いつもより集中出来ない。



「もう少し!もう少し!ってあぁ~」



隣にいる裕ちゃんが残念そうに言った。



画面にはまた*ゲームオーバー*って表示されていた。


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