いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
その時、



「居たー!!!」



ドアの向こうから裕ちゃんの声がした。



「裕ちゃん?」



あたしはふっと呟いた。




「お前、いきなり居なくな、バカ!」



顔を真っ赤にさせながら裕ちゃんがあたしに怒鳴った。



「う、ご、ごめんなさい」



あたしはそれがすごく怖くてすぐに謝った。



そしたら裕ちゃんはあたしの所に来て、



「俺がお前を待ってやる!大将から!だから居なくなるなよ!」



真剣な表情であたしの肩を強く持った。





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