白い手紙 ~ 二つの心~
「とりあえず三上。お前にも今の状況を
説明してやる」
「は、はい!お願いします....!」
ふむ。意気込みだけはいいようだな。
「まず、この部屋。つまり風真美希子さん
の夫、風真時雄が誰かに殺害された」
「さ、殺害...ですか...」
ずーんと沈みながら三上はメモを
とっていく。
「凶器が刃物と灰皿、今のところ刃物が
見つかっていなー...」
「今のところ、まだ指紋鑑定などが
終わってないのでそちらを最優先して
くださいませんか?」