白い手紙 ~ 二つの心~
1台の車が入ってきて、玄関が勢いよく
あけられる。
「時雄!時雄どこだ?!」
「時雄さん!返事してください!!」
ドタドタと騒がしく一人の女と3人の男
が入ってきた。
「落ち着いてください、みなさん。今時雄
さんは死因の原因を調べてる最中――...」
俺の目の前にいた男が、いきなり俺に手を
伸ばしてきて胸倉を掴んだ。
「時雄をどこにやった!!答えろ!!」
...ハア。面倒だだ。