白い手紙 ~ 二つの心~
まったくこいつは
いつもうっとおしいほど表情が変わる。
けど、退屈はしない。
「おーい。夜光ー。わざわざまた行くのも
面倒だったが持ってきてやったー...」
「持ってきてやったぞ」の最後の言葉
らへんで俺は源田さんの手にある救急箱
を一瞬で奪った。
「おい、足見せろ」
「え!?や、いいよ~このくらい...」
「いいから言うことを聞け」
ぐいっと空の足を引っ張って蹴られた右足
を治療する。
今日は歩くの無理そうだな...。
どうするか...??