白い手紙 ~ 二つの心~
「それを聞いてどうする....?」
上から見下ろすように私を見ている
夜光。
「え、いやなんとなく聞いてみたかった
だけだから!別に言いたくなければ言わ
なくていー...「...いた」
え?なんて?いた?
ぼそりとした声だったからあまり聞き
取れなかったけど。聞こえた。
「いたって、ほんとに!?」
「...ああ。最終的にはおれはそいつに
殺されかけたけどな」
........え?
夜光君の過去にいったいなにがあったの
かがとても気になったけど、それ以上は
聞けなかった。