白い手紙 ~ 二つの心~
「お前は俺のこと、どう思う??」
本当どうしちゃったの!?
ぼんっと顔が赤くなるのがわかって
下を向いた。
「な、なにが!?」
「........なんだよ、それ」
え?何か夜光君、言った??
その言葉が気になって振り向いたら
夜光君は少し変だった。
あ、違う。変、とかじゃなくて。
こっちをじっと見ているのになんだか
いつもの夜光君じゃなくてー...。
「やこー....「うるさい」
「やっぱ面倒だからお前が今日の晩飯
作れ」と言いながら、エプロンをテー
ブルに脱ぎ捨てて扉の閉まる音が響いた。