白い手紙 ~ 二つの心~
「ぬいぐるみです」
「...........は?なんだって?」
「あの時、ベランダに吊るされていた
んです。ぬいぐるみが」
「おい夜行。俺を馬鹿にしてんのか?」
仕方ない。
分かりやすく源田さんにも再現
してやるか。
「まあとりあえず、源田さんは時雄
さんの部屋へ移動してください。これ
から再現しますから」
「あ、ああ...」
不満そうにぶつぶつ言いながら
源田さんは一階へと移動する。