白い手紙  ~ 二つの心~




 

 あ、ベア君っ!!




「どうしたの?ベア君。こんなところ

まで...」




「空様の匂いを追ってきんです!一人

家にいるのはとても寂しいですよぉ...」




 うるっと目が潤って一歩一歩歩いて

 ベア君は私の元へ歩いてくる。




「おい、なにやってんだ熊」




「あ!夜光さ...夜光様。このお方は

誰ですか?」




 むう、と私の後ろに隠れながら

 黒いオーラを漂わせている。




「あ?ああ。こいつは風間さんの娘だ。

今さっき事件が終わってな」




 フーン...。でも...。




「うん!私夜光さんが好きになったから

一緒についていことにしたの!」




 すんごく慣れ慣れしいっ...!






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