白い手紙  ~ 二つの心~





 私と夜光との距離が遠い。

 なぜかそのときはそう感じた。



 夜光が私の元に戻ってくるまで――...。





「...はぁ。おい空。熊に何言われたか

知らないけど、心配するな。俺はお前の

傍から離れないから」



 優しくて大きい手が私の頭をなでて

 くれてることに実感がわいた。



 
 や、こうくん....うぅっ...!!




「私も離れない!絶対に夜光君から

離れてやらないからっ!!」




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