白い手紙 ~ 二つの心~
なんで?
どうして震えているの??
「俺は妖怪なんだぞ?お前と違う。
俺は―――...俺はっ!!」
いたっ...痛いよ夜光君...。
私を抱きしめる手に力がこもる。
「妖怪なんて、関係ないよ....。
私は、夜光君が好き。大好きだから...」
「...俺はお前を守ってやることはでき
ない。....ごめんな」
そのごめんと誤る表情はとても優しくて
それでもって切なそうな悲しい顔を私に
向けて、優しく私の頭にキスをした。