白い手紙  ~ 二つの心~




「え!?」




 嘘、もう死んでたなんてー....。



「はい。魂だけがさ迷っていたところを
助けてくれたのが夜光様なんです。まあ、
今ではこのティディベアの姿ですが」




「元の姿は、何だったの?」




「...僕は、ただの犬でした。森に捨て
られたちっぽけな犬です」


 そう、だったんだ....。



「でも僕は楽しかったですよ?家族が、
いてくれたおかげで。さ、そろそろ
つきますよ」



 ベア君...。


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