白い手紙  ~ 二つの心~





「?あれ?どうしたの?」




「な、なにをするんだ女」




 じりっと互いに距離をとる。



「あ!もしかして夜光君って耳弱いの?」




「そ、そんなわけあるか!どうでもいいが

この俺に近づくな!絶対にだ!」



 私はピコーんとひらめく。

 ベア君の協力を貸してもらおうと

 こそこそ話しを二人でする。



「ねえ、ベア君。私が夜光に迫るから
ベア君は後ろを狙って夜光の耳に息を
かけて?いい?」



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