白い手紙  ~ 二つの心~




「で?用件は?」




 はあ、はあ、はあ...私がこんなに走っ
 
 ても追いつけないなんて...しかも
 
 涼しい顔で座ってるし!




 改めなおして、私もたたみに座る。




「うん。えっと、私もここに住ませても

らおうと思って」




 そう言うと、夜光の耳がぴくっと動いた。




「今...なんて言った?」



「だからー、私もここに住ませて貰おう

と思ってこっちに来たの!ほら、荷物も

持ってきたし!」



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