白い手紙  ~ 二つの心~




 一時の沈黙が流れた。



 
 え?何?なんか悪いこと言った?




「...却下」



 口を開けたのは、夜光だった。




「え?なんて?」




「却下だ却下!!だいたい、お前家は

どうした!家族が心配するだろ」




 家族...。



「....いないよ。家族」



 
 
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