白い手紙 ~ 二つの心~
「そうそう!夜光様が紳士のように駆け
つけた後に僕が拾ったんです。なんでも
空様のお父さんとお母さんが心配
そうに来た、とみー様が言っておられて
ましー....」
ベア君の言葉の途中で思わず私はベア
君をぎゅううっと胸に抱いた。
「ありがとう....ありがとうっ....!」
お父さん、お母さん....!
「そ、空様....空様のが...もふもふ
でございます...」
はっ、として顔が赤くなる。
「ベア君のエッチ~~~っっ!!」
ベアを地面にベタンッと叩きつけて
顔面が凹んだ。