白い手紙 ~ 二つの心~
刃物か何かを刺された俺は、森へと
さまよった。
なぜだ?俺はすでに猫として死んでいる
はずなのになぜ殺される...?
血がぽたぽたと下に落ちてながら、
お腹を手で押さえながら歩いて行く。
後ろからは、俺を化け物扱いする連中が
俺を追ってきている。
たぶん、捕まられたら殺されるんだ
ろう。俺はそれでもいいと思った。
もう、動け...ない...。
ばたりとその場所に倒れる俺は、だんだん
と目が閉じていく。