白い手紙  ~ 二つの心~





「な、なんだよ...」



 ベアがいつにもなく真顔にじーっと見つ

 めてくるから、少し焦る。




「女の子を一人で行かせるのですか?」




「それがどうかしたのか?」





 うっ....!なんなんだよ今さっきから!

 更に険しくじーっと見つめてくる。




「お、お前。まさか俺に行けとでも言う

のか。これはアイツがやると言い出した

んだぞ」



「悲しいです...僕は...女の子に優しくない

夜光様なんて...ううっ...!」




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