白い手紙 ~ 二つの心~
自分が気づかないうちに独り言を言っ
ていた。
「あれ?キミ、どーやってここに入って
来たの?ここは立ち入り禁止なんだけど」
「え?!あ、あのっ....」
振り返ると、知らない40歳ぐらいの
中年のおじさんが話しかけてきた。
だ、誰!?なんか怖いよぉっ!!
夜光君っっ!!
「源田のおじさん、やめてやってください」
心の中で思っていたら、丁度タイミング
よく夜光が私の隣に現れた。
な、なんてタイミングっっ!!
私にアンテナでもたってんのかな?