白い手紙  ~ 二つの心~




 え......

 夜行君が、捨てられた!?




「やこー...」




 歩いて行く夜行を呼び止めようと名前を

 呼ぼうとしたら、源田さんに止められた。



「ほたっとけ。アイツはあいつなりに

考えを持ってる。寂しそうな時にだけ

相手になってやれ」



 
 ぶんぶんと横に振るおじさんの顔が

 真顔な顔をして私に言った一言が

 余計、夜行を気にしてしまう。




 夜光君....。

 夜光君って、寂しい思いをしてたの?




 夜行が先に行った後、私は 源田さんと

 一緒に話しながら一緒に歩き出す。



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